みなみそら医院

那覇市上間 心療内科 みなみそら医院

〒902-0073 沖縄県那覇市上間336-7
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心療内科の疾患について

心療内科・精神科で診療する症状、疾患には様々なものがありますが、以下に代表的な疾患の「うつ病」「パニック障害」「統合失調症」「認知症」について簡単に解説をしています。
 

 

うつ病

 気分が落ち込んだり、悲しくなったりすることは誰にでもありますが、うつ病はそのような状態が異常に強く、日常生活に支障をきたす病気です。症状としては、「気分の落ちこみ」「悲しい気分」などのほかに「物事に集中できない」「楽しいことがあっても楽しくない」「意欲がない」「朝早く目が覚める」「眠れない」などの症状があります。自分では気分の落ち込みを自覚していなくても体の症状として現れる場合もあります。「頭が重い」「肩こり」「腰痛」「食欲不振」「便通異常」「めまい」「動悸」「息苦しい」などの症状があって、病院で検査しても特に異常のないような場合はうつ病の症状の可能性があります。治療としては十分な休養と薬物療法が中心となります。あせらずしっかりと治療した場合は回復しやすい病気ですが、再発予防のために回復後もしばらくは服薬を継続することと、無理のない生活を送ることが大切です。
 うつ病とまではいえなくても、さまざまストレスが原因で、上記の一部の症状のみが現れる場合もあり、そのような場合は早めに休養をとったり、一時的に薬を服用したりしてそれ以上悪化させないようにすることが大切です。

 

パニック障害

パニック障害 パニック障害とは、突然に動悸、息苦しさ、過呼吸、ふるえやしびれ、めまい、不安感や恐怖感などの症状が起き、このような発作的な症状(これをパニック発作といいます)が何回も繰り返される病気です。パニック発作自体は生命に危険が生じるようなものではなく、そのうち落ち着くものです。しかし、パニック発作が起きているときには体の病気ではないかと不安になり、病院で診察を受けたり、救急車で運ばれたりする方も多いのですが、検査しても特に異常はみつかりません。その後、なぜこのような発作が起こるのか分からず、「また発作が起きるのではないか?」という不安につきまとわれます(これは予期不安といいます)。さらに不安が強まると、発作が起きそうな場所や発作が起きたときに助けが得られにくい場所・場面を避けるようになります(これを広場恐怖といいます)。たとえば、人ごみ、車の運転、エレベーター、飛行機、トンネル、美容室、1人で過ごすことなどです。このような広場恐怖は日常生活の活動範囲を大きく狭めることとなってしまい、なかには引きこもりになってしまったり、うつ状態になったりする方もいます。
 パニック障害は脳の機能異常のために生じると考えられています。最近は非常に効果が高く副作用の少ない薬がありますので、まずは薬の服用で発作が起きないようにコントロールしたうえで、予期不安や広場恐怖など日常生活への影響が大きい症状を徐々に克服していきます。症状が軽い場合は、普段は服薬せず、パニック発作が出たときや不安が強いときのために念のために薬を持っておく程度にとどめる場合もあります。
 パニック障害は発作が起きるようになってからなるべく早い時期に治療を始め、予期不安や広場恐怖による日常生活への影響が大きくならないようにすることが大切です。

 

統合失調症

 統合失調症は100人に1人ほどの割合でみられる病気で、昔は精神分裂病といわれていました。10代~30代での発病が多いのですが、60代で発症する場合もあります。人の声がきこえるという幻聴や被害妄想がよくみられる症状ですが、「自分に関係のないことが自分に関係しているように思う」「考えがまとまらない」「気分が不安定になる」「物事への関心がなくなり引きこもる」などもよくみられる症状です。以前は発症すると入院治療が必要となることが多く、入院期間も長くなりがちな病気でした。しかし、最近は服薬しやすく副作用の少ない薬が増え、心療内科のクリニック等で比較的早く治療を開始できることが多くなったため、症状が重症化せず、入院せずに社会復帰される方が増えています。しかし、統合失調症は服薬を中断すると再発しやすい病気です。再発すると薬の調整に時間がかかり、仕事や学業、人間関係に大きな支障をきたすため、長期的に服薬を続けて再発を防止することがとても大切です。最近では定期的に注射をすることにより、毎日服薬しなくてもよい薬(持効性注射剤)も利用できるようになりました。
 当院では副作用が少なく、長期的に継続しやすい薬を相談しながら処方し、再発予防・社会復帰を支援します。
 

 

認知症

 認知症は単なる老化によるおとろえとは違い、何らかの脳の障害によって知的能力が日常生活に支障をきたすほど低下する状態のことです。脳が障害される原因は多くありますが、なかでも多いものが「アルツハイマー病」「レビー小体型認知症」「脳血管性認知症」です。どの認知症にしても脳の障害すなわち知的能力の低下を回復させることは困難ですが、認知症にともなう「不眠」「イライラ」「攻撃性」「妄想」「幻覚」などの症状は薬物療法により軽減させることが可能であり、これらの症状を軽減させるだけで本人も介護する人も非常に楽になることがあります。また、認知症の原因を明らかにすることにより、進行を抑制する適切な薬物が選択でき、将来出現する症状を予測することが可能となります。
 アルツハイマー病は徐々に脳が委縮する病気で、進行すると日常生活には全面的に介護が必要になってしまいますが、最近は進行を遅くする薬も数種類出ており、発症してからなるべく早い時期に服用を開始することが望ましいと考えられます。最初は「昔のことは覚えているのに、新しいことがなかなか覚えられない」というもの忘れから徐々に始まるため、老化によるおとろえと間違えられやすい病気でもあります。
 レビー小体型認知症も徐々に脳が委縮する病気ですが、アルツハイマー病よりもやや進行が早く、「いない人の姿が見える」という幻覚や、「歩行が小刻み、すり足になる」などといったパーキンソン症状、「夢と現実が混乱する」「しっかりしている時としっかりしていない時の差が大きい」などの症状があります。アルツハイマー病に比べると症状が多彩なため、介護に苦労することが多く、薬物療法も副作用が出やすいため慎重に行わなくてはならない病気です。
 脳血管性認知症は脳の血管が詰まったりやぶれたりすること(脳卒中)により生じる認知症です。認知症だけではなく、手足のまひや舌のもつれなどさまざまな症状を伴う可能性があります。脳血管性認知症の予防、進行防止には肥満、高血圧、高脂血症、糖尿病など動脈硬化の原因(いわゆるメタボリック症候群)を適切にコントロールすることが重要です。
 当院では上記のような認知症の診断・治療に加え、介護される方の介護上の相談にも応じます。